宇佐神宮の祖宮とも言われる薦神社
別名大貞神社と言われる薦神社は、全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮の祖宮と言われています。承和年中(834~48)に初めて社殿が造られ、天仁2年(1109)に神宮寺の七堂伽藍が建立されました。
本殿の裏にある三角池は、池自体が神社のご神体となっています。養老3年(720)の隼人の乱の際に、三角池に生える「真薦」(まこも)という植物で枕が作られ、宇佐八幡神の御験として神輿に乗せ祀られたことから、薦枕は宇佐八幡神の御験として用いられています。
薦神社の見どころ
神門
江戸時代初期の大変珍しい形式の裳階付き三間一戸二重門で、江戸時代初期の門として学術的にも重要な建築物であり、国指定重要文化財になっています。
三角池
本殿裏にある三角池は薦神社の池自体がご神体となっています。昔はこの池にはえている真薦という植物を枕状に編んで、宇佐神宮のご神体の御験にしていました。
行事・イベント
仲秋祭
毎年9月に行われる仲秋祭は千年以上の長い伝統を誇り、付近の水田をうるおす御澄池(みすみいけ)の水に感謝することから始まったと言われています。
神輿と傘鉾(かさぼこ)、子ども御輿等による御神幸が行われます。担がれている神輿は、神門が再建された元和8年(1622)頃に、当時の中津藩主細川忠興(ほそかわただおき)が奉納したものです。
菊花展
毎年11月に行われる菊花展は中津に本格的な秋の訪れを告げる行事として定着しています。色とりどりの菊の花が境内に飾られます。
夜にはライトアップも行われます。
詳細情報
住所 | 〒871-0153 大分県中津市大字大貞209 |
TEL | 0979-32-2440 |
駐車場 | 80台(無料) |
ホームページ | http://www.komojinja.jp/ |