神護寺の釈迦涅槃像
神護寺の涅槃像は初代住職篠原覚瑞師が、昭和41年10月に発願し、霊山である八面山に幾万年も眠る巨石に、釈迦の入滅する姿(頭を北に、顔を西にして足を重ねた姿)を刻み、昭和47年5月28日に完成しました。これを拝む人々に釈迦の遺徳を偲んでもらい、平和公園に祀る日米兵士の霊を慰めるため、さらに世界平和の願いを込めてつくられたものです。仏師は国広石峯・秀峯父子(福岡市)。全長7.88m、高さ1.4mで、自然石に刻まれた涅槃像としては西日本有数の大きさです。神護寺は九州八十八所の第21札所です。